日本の首都東京は、世界各国のありとあらゆる料理がいただけるグルメ都市。昔ながらの料理を受け継ぐ創業数百年の老舗店から、斬新な創作料理を提供する新店舗まで、多くの飲食店がひしめき合っています。東京に来たなら、昔から変わらず人気の、東京ならではの料理を食べてみたい。そんなあなたに、「江戸の三味」の寿司、蕎麦、天ぷらから、下町や漁師町の郷土料理、定番のザ・ジャパニーズ・スイーツまで、東京の鉄板グルメをご紹介します。

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    江戸前天ぷら

    東京湾であがる魚介類を中心に、卵を入れた衣にくぐらせ、ゴマ油でからっと揚げる黄金色の江戸前天ぷら。関西は塩派が多いですが、関東は大根おろしと甘辛いつゆでいただきます。天ぷらのルーツは約 400 年前、ポルトガルから鉄砲と共に日本にやってきた西洋式の揚げ物です。当時は屋台で串に刺して売られ、庶民に人気を博したそうです。京橋、築地、赤坂など都内各所で名店の江戸前天ぷらを楽しめます。職人さんが目の前で天ぷらを揚げてくれる「お座敷天ぷら」で、車海老や穴子、ハゼ、キスなど新鮮な魚介類を味わいたいですね。

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    江戸前寿司

    江戸前寿司は、東京湾で獲れた魚を主にネタに使った、握り寿司が中心の東京の郷土料理。1800 年代初頭に、江戸の人々の間で素早く食べられる、当時のファストフードとして人気になりました。どのネタを選んだらいいか迷ったら、寿司屋の格が決まるといわれるマグロをぜひ。東京湾で獲れるネタの車海老や穴子、シャコ、タコ、ハマグリ、赤貝なども旬に合わせていただきましょう。また、生魚だけでなく江戸の寿司職人の「ひと手間」も江戸前寿司の特徴のひとつ。煮穴子、炙りサバ、〆もののコハダ、焼きものの玉子などがおすすめです。シャリとネタの絶妙な温度が大切な握り寿司は、提供されたら直ぐにいただくのが美味しく食べるポイントです。

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    蕎麦

    江戸時代には 4000 軒もの蕎麦屋が生まれたほど蕎麦好きの多い街、東京。そんな江戸蕎麦には、砂場 (すなば)、更科 (さらしな)、藪 (やぶ) の 3 大蕎麦があります。「砂場そば」は歴史が古く大阪が発祥です。そば粉を 8 割、つなぎを 2 割使う「二八蕎麦」が主流です。「更科そば」は東京の麻布にお店が多く、ソバの実の中心だけを使って作る蕎麦は、細くコシがあり、真っ白く上品です。 つゆは甘目でいただきます。「藪そば」は、そばの実に甘皮がついたまま挽いたそば粉を使うので淡緑色をしています。つゆは辛目で、蕎麦の先だけつけて食べるのが江戸風。東京の雑司ヶ谷にルーツがあります。3 種類の蕎麦をぜひ食べ比べてみたいですね。

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    ラーメン

    東京には醤油、塩、味噌味、魚介や豚骨、さっぱり系からこってり系まで、分類するのも難しいほど個性的なラーメン店が全国から集まっています。中にはミシュランの星を獲得するラーメン店も。醤油ラーメンは東京の浅草が元祖と言われ、鶏がらスープが主流。メンマ、刻み葱、薄切りチャーシューが王道です。つけ麺が誕生したのは東京中野。スープのない醤油系のタレと薬味を絡めて食べる「油そば」も東京、武蔵野市が発祥です。池袋や渋谷、新宿などはラーメン激戦区として知られ、日々新しいラーメンが誕生しています。伝統の名店から個性的な新店舗まで、好みの一軒を見つけましょう。

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    もんじゃ焼き

    大阪発祥のお好み焼きと比較されることが多い「もんじゃ焼き」は、東京下町生まれの食べ物。昔は駄菓子屋で子供たちが楽しむおやつとして親しまれていました。お好み焼きよりもかなりゆるく溶いた小麦粉に、ウスターソースと具を混ぜて鉄板で焼いて食べます。具材はキャベツにさきいか、揚げ玉をはじめ、明太子に桜エビ、チーズや餅などさまざまです。最初に具を取り出して炒めたら、「土手」と呼ばれる丸い囲いを作った中に、生地を流し込み煮立たせます。具と生地を混ぜ合わせたら、小さなヘラでちょっとずつ端から取って、ヘラで直接食べて楽しみます。パリパリとトロトロの異なる食感を味わえるのが魅力。中央区の月島がもんじゃで有名です。

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    写真提供 Ocdp (CC0 1.0) 修正済

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    うな丼

    古くからうなぎ料理はありましたが、庶民にも親しまれるようになったのは江戸時代から。関西と関東のうなぎには、その調理法に違いがあります。関東はさばき方が背中からで、頭は落とします。そして焼いてから蒸すので、ふっくらと香ばしいのが特長。あっさりとした甘くないタレをつけて焼き上げます。天然鰻を味わえる老舗の名店、天然と養殖の食べ比べやリーズナブルなランチを提供する店などニーズに合わせて選べます。土用の丑の日でなくても、ビタミン A や DHA など栄養満点のうなぎを食べて、東京観光のエネルギーを充電しましょう。

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    柳川鍋

    江戸時代から東京下町で庶民に親しまれてきたどじょう (どぜう) 料理 。そのまま鍋に入れて、甘辛く煮込み、たっぷりのネギを入れれば「どぜう鍋」に。開いたどじょうとゴボウを、みりんと醤油で煮て卵でとじた料理が「柳川鍋」です。これをご飯にのせれば「柳川丼」と、お好みに合わせて楽しめます。どじょうは鉄分やカルシウム、タンパク質などがバランスよく含まれる滋養食。うなぎに比べてリーズナブルなのも魅力です。浅草に老舗の「どぜう店」が集まっています。

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    写真提供 y.ganden (CC BY 2.0) 修正済

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    深川めし

    ネギなどの野菜と生のアサリを味噌で煮込み、ご飯にかけて食べる東京の郷土料理が深川めし。江戸時代に漁師町として栄えた深川で、忙しい漁師の日常食として普及しました。あさりの他にハマグリやバカガイ (アオヤギ) など他の貝類を使う場合も。この汁かけタイプとは別に、炊き込むタイプの深川めしもあります。こちらは「アサリ飯」と呼ぶこともあり、持ち運べるため大工の間で人気になりました。どちらも甲乙つけ難く、食べ比べできるお店もあります。海苔をかけて、磯の風味を堪能しましょう。

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    写真提供 Yuki Shimazu (CC BY-SA 2.0) 修正済

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    ちゃんこ鍋

    明治時代に両国の相撲部屋で、力士が具沢山の鍋を食べ始めたのがちゃんこ鍋の始まり。相撲部屋の食事はすべて「ちゃんこ」と呼ばれ、鍋の具も味付けもさまざまです。引退した力士が経営する一般向けの「ちゃんこ屋」では水炊きやソップ炊き (鶏ガラの出汁) が主流です。両国国技館周辺にちゃんこ鍋の名店が軒を連ねます。鶏肉や豚肉、イワシのつみれや鮭、野菜にきのこと、店舗ごとに特徴がありますが、どこも盛沢山でヘルシーなのが魅力。鍋の〆をうどんにしようか雑炊にしようか悩むのも楽しみのひとつです。

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    写真提供 Jun OHWADA (CC BY 2.0) 修正済

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    あんみつ

    大人から子供まで、日本人に古くから愛されている和スイーツの代表「あんみつ」は、東京が発祥の地。明治時代に銀座の汁粉屋が、浅草発祥の甘味「みつ豆」に、自家製こしあんと黒蜜をかけて提供したのが始まりです。あんみつの中身は寒天や赤えんどう豆、小豆あん、黒蜜が基本ですが、トッピングは各店舗によりさまざまです。抹茶やバニラのアイス、白玉、求肥やフルーツなど、お好みのあんみつを選びましょう。浅草や銀座をはじめ、東京各地の甘味処やカフェ、レストランで味わえます。

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    写真提供 Hajime NAKANO (CC BY 2.0) 修正済

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